東京都写真美術館「ルイジ・ギッリ 終わらない風景」へ行ってきた

2025年7月3日(木)から9月28日(日)まで、東京・恵比寿にある東京都写真美術館で開催されている「ルイジ・ギッリ 終わらない風景」へ行ってきました。事前に見つけた写真に惹かれて、実際にいろいろ見てみたい!と思った次第です。「ルイジ・ギッリ」とは、どのような人物なのかを踏まえ、感想を書きます。

 

「ルイジ・ギッリ(Luigi Ghirri)」とは

1943年、イタリア北東部エミリア=ロマーニャ州スカンディアーノ生まれ。ロマーニャ州は州都であるボローニャをはじめとして、モデナ、パルマ、フェラーラといったルネサンス都市が所在する、文化・観光の中心地だそう。産業に関しては、フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、ドゥカティなど、世界的な自動車やバイクメーカーの本拠地でもあります。

ルイジ・ギッリは、もともとは測量技師としてキャリアを歩んでいましたが、1970年代から写真家としての活動を本格的に開始。「ルイジ・ギッリ 終わらない風景」では、1970年代から彼の晩年にかけての作品が展示されています。

 

「ルイジ・ギッリ 終わらない風景」感想

Instagramや美術系の情報メディアでこの展覧会を知り、載っていた写真に惹かれ、行こうと決めました。実際に見てみると、好きだなと思える写真がいくつかありました。人を写した写真は、唯一無二で良い。私もこういう、ほほえましい気持ちになれる写真を撮りたいなあ。

 

 

こちらは、アルド・ロッシ(Aldo Rossi)のアトリエを写したもの。アルド・ロッシはルイジ・ギッリと同じ時代を生きた建築家で、イタリア・ミラノに生まれたそう。調べてみると彼は世界的にも優れた建築家であり、建築界で名誉あるプリツカー賞を受賞しています。彼のアトリエの写真を見ていると、ひとつひとつの道具が生き生きとして見えて、それらが集まって誇り高い空間になっていると感じました。魂がこもったプロの仕事道具たちはとてもかっこいい。

 

最近記事を書いていなさすぎて記事にするつもりがなかったのと、写真を撮るよりも自分の目で見たかったので、見て感じるように終始しました。写真って良いな。質感を感じる写真も良いな。最近はカメラを触っていなかったのですが、またどこかへ出掛けて、撮りたいなと思える展示でした。

 

information | 総合開館30周年記念「ルイジ・ギッリ 終わらない風景」

  • 開催期間:2025年7月3日(木)~9月28日(日)
  • 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)
  • 料金:一般 800円、学生640円、高校生・65歳以上400円
  • 開催場所:東京都写真美術館
  • 住所:〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内