本屋で本を吟味する贅沢

「流れる季節の真ん中で」の日。3月9日、日曜日。この週末は何も予定がなくて、少し前に知った「透明書店」へ行くことにした。蔵前にある本屋さん。freee株式会社がスモールビジネスを理解するためにオープンしたらしい。事前にネットで雰囲気を見てみると、本のセレクトショップみたいで好きな感じだった。

蔵前駅が最寄りだが、私はバスでのアクセスが良かったので、浅草雷門前までバスで行った。浅草雷門からは歩いて10分ほど。なので浅草観光へ来たついでに寄るのも良いと思う。

浅草から少し離れると、人通りが一気に減る。浅草に人が多すぎるんだ。通りでたたずむシバイヌかわいいなと思いながら、歩いていく。

「透明書店」は人通りがあまりない路地にあった。ガラス戸を開けて入ると、店内には3〜4人ほどのお客さん。私は20分くらいいたが、常に3〜5人だった。ひとりで来ている人が多い印象。気になる本はいくつかあったが、2冊買った。

『0メートルの旅』(岡田悠)は、「透明書店」について調べていたときに、そこで人気のある本だと知っていた。私は旅行が好きで、旅行記を読むのも好きなので、気になっていた。『深夜特急』『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』とかが好き。読んでいると自分もその土地へ行った気持ちに少しだけどなれるから。行きたい欲も高まっちゃうんだけどね。

『自分をいかして生きる』(西村佳哲)は仕事や働き方について考えるものらしく、ちょうど社会人3・4年目になって悩みが生じている自分に刺さった。今後のキャリアにとって、何かヒントになることが書かれていれば良いなと、期待を込めて手に取った。

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『0メートルの旅』は買った日のうちに読んだ。28ページ目で旅行をしたくなった。海外旅行だけじゃなくて、国内旅行でも楽しそう。旅行が好き、かつ地元の人たちの生活や考えを垣間見たい人におすすめ。きっとハマると思う。後日、感想を記事にする。

あと旅行記を書きたくなった。過去にはイギリスやイタリア、ベトナムあたりに行っているので、記憶をたどりながら書いてみる。イギリスなんてもう6年前。だいぶ前のことになっちゃった。

本屋へ行くとワクワクする。あれもこれも気になるけど、そんなに買っていては破産するので、今の自分の状況と照らし合わせて吟味する。そうして手に取って、家路について、よーし読むぞと表紙を開く。どんな内容の本でも、読んでいると旅をしている気持ちになれる。気持ちの旅、勉強の、思考整理の、さまざまな旅。

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📍透明書店 | 東京都台東区寿3-13-14 1F