最近、イタリアへ旅行しました。学生時代にイギリスとイタリアを訪れて以来、4〜5年ぶりとなるヨーロッパ。今回再び訪れてみて、やはり日本にいるときとは勝手が違うと感じる場面も多々ありました。そこで、準備しておいて良かった7つと、持っていけば良かった1つを紹介します。「あって良かった!」と感じた場面や理由と合わせて紹介します。海外旅行をしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
コンセント変換プラグ
日本のコンセントは、縦長で平行な2つの差し込み口が特徴のAタイプ。対して、たとえばイギリスではGタイプで、3本の太いピンが特徴。イタリアではC・Lタイプが主流です。日本で使用しているスマホの充電コードなどを直接、海外のホテルなどでコンセントに挿そうとしてもハマらないので注意。
また変換プラグとは別に、変圧器が必要な場合もあります。日本における電圧は100Vで、周波数は地域によって50Hzまたは60Hz。海外では国によって形状や電圧が大きく異なります。スマホの充電器は100V〜240V対応の場合が多いため、変圧器がなくても問題ないことが多いですが、たとえばドライヤーなどの家電は100V専用が多いため、変圧器が必要です。
今回の旅行では変圧器のことをすっかり忘れていたのですが(今、記事を書きながら思い出した)、充電が必要だったのはスマホと、モバイルバッテリー。どちらも変換プラグだけで対応できました。
様々な国へ行くことを考えて、いくつかのプラグに対応できる一体型だと便利です。私はこれまでイギリス・イタリア・ベトナムへ持って行きましたが、どの国でも何かしらの形が使えました。
※画像の製品は数年前に購入したもので、すでにAmazonで見当たらなかったので、似た(というか見た目はロゴ以外同じ)ものを「コンセント変換プラグ」リンク先に載せています
eSIM
持ちものというか、事前準備物。これまで海外旅行へいくとき、現地での通信手段を確保するためにSIMカードを用意していました。今回も同様にSIMカードを使うつもりで調べていると、何やらeSIMというものがあるらしい。違いはなんだろう?と調べると、「物理的なカードの差し替えが不要で、QRコードやアプリを使って通信プランを即時に切り替えられる」らしい。物理カードの差し替え無しって本当?本当だとしてたら、すごく便利じゃん。
調べてみると本当のようだったので、ドキドキしながら購入してみました。なんせ使ったことがないので、現地行ってきちんと繋がるかな?という不安を抱えながら。
行き先がイタリアだったので、ヨーロッパ周遊と商品名についているものを購入。こちらです。旅行は5〜6日間でしたが、途中で使えなくなると怖いので、30日間・10GBを購入。それほど高くなかったのも良かった。
郵送で送られてきた説明に沿って、日本にいる間に事前設定。現地の空港に着いて接続の切り替えをすると、あっという間にネットへ接続できました。便利になりました。
セキュリティポーチ
こちらは服の下に装着できる、セキュリティポーチです。海外旅行中、特に観光地や公共交通機関などの混雑した場所ではスリや置き引きの被害に合う可能性が高いと言われています。セキュリティポーチにパスポートや現金、予備のクレジットカードなどを入れて服の下に隠しておけば、もしもメインのバッグなどがスリに合った際にも慌てず対処しやすくなります。
幸運なことに、私はこれまでイギリスとイタリアにそれぞれ2回行きましたが、スリの被害に遭ったことがありません。バッグは必ず自分の目が届く場所に持っておく・特に危ないとされる観光地や地下鉄では怪しそうな人から離れておく・電車の中では扉近くにぼーっと立たない、など気をつけています。そうした注意を払うことで大事なものを一つも取られないようにすべきですが、もしもの際に備えてセキュリティポーチも用意しておくと安心でしょう。
※こちらも画像の製品は数年前に購入したもので、すでにAmazonで見当たらなかったので、製品を「セキュリティポーチ」リンク先に載せています
モバイルバッテリー(大容量だとなお良い)
できれば大容量で持ちの良いモバイルバッテリーだと安心だと感じました。充電1回分だと、前日に充電をし忘れて「モバイルバッテリーにほとんど残っていない」という状況になるかも知れないので。
旅行先では、地図を見ながら歩いたりおいしいレストランを探したり、何かと調べものをするのにスマホを使う時間が長くなります。すると充電の減りが早い一方で、日本のようにコンビニにレンタルモバイル充電器があるわけでもないため充電が不足してしまいます。
充電コードを持っていても変圧プラグはホテルにあるので使えない・USB対応のコンセントを見つけてもなぜか充電できないなどもあります(私はどちらもやりました)。慣れない土地では地図が使えなくなってしまっては困るので、持ち運びが簡単で大容量のモバイルバッテリーがあれば安心です。
水筒(洗いやすく液体を入れやすいとなお良い)
「水がどうしても見つからない!」なんてことは、相当な僻地へ行かない限り、もしくは真夜中にフラフラと住宅街を彷徨わない限りないと思いますが、水筒があると便利だと感じました。海外では、レストランで水を頼むにも料金がかかったり、500mlのペットボトルで€1ほどしたりします。€1は、私がイタリアへ行った2025年4月末で¥162〜163なのでケチケチするほどではないですが、クレジットカードの手数料や滞在期間を考えると、「水にまで気を使いたくない…!」と思ってしまいました。
水筒があれば、ホテル近くのスーパーで1〜2ℓのペットボトルを買って、移し替えることができます。私の場合は、水1ℓで€0.62ほど。また空港では無料の給水所が設置されている場合もあるため、トランジットが数時間ある場合にも重宝します。普段から贅沢をあまりしない暮らしをしているので、苦なくできたのかも知れません。むしろ、旅行先ではローカルなスーパーへ行くと、地元の食材や日用品を見ることができて面白いとも思います。ちなみに香港国際空港では至る所に給水所がありました。ミラノ・マルペンサ空港では見当たりませんでした。
無印良品のドリンクボトルは口が広く、パッキンもないため洗いやすい点がお気に入りです。小さい容器に洗剤を入れて持っていけば、衛生面でも安心です。(洗剤を機内に持ち込む際には透明な袋に入れるか、スーツケースに入れておきましょう。)
ウェットシート
海外では、日本のように飲食店でおしぼりが出てくることは稀。今回イタリアに滞在した5日間で、レストランでおしぼりが出てくることは一切ありませんでした。スプーンやフォークを使って食べる料理ならおしぼりは無くても良いですが、さすがにチップスなどの手を使って食べる料理には、おしぼりが欲しい…。もしそう思う方であれば、ウェットティッシュは必ずバッグに入れておくと良いです。
ボディソープやメイク落とし、乳液など
私が泊まったのは、いずれも地方都市にある1泊¥12,000〜¥17,000のホテル。高級ではないが安ホテルというわけでもないので、綺麗ですし一通りのものは揃っていたのですが、どこにもボディソープやメイク落とし、乳液などはありませんでした。メイクをするのであればメイク落としは必須ですし、1日中歩き回った体はボディソープで洗いたい。これらも近くのスーパーやドラッグストアへ行けば買えますが、最初から持っていくと買う手間を省けて楽ですね。
おまけ:フットレスト
私は持っていかなかったのですが、あったほうが良いと感じました。イタリアまでは、成田→香港→ミラノと、香港を経由して行ったのですが、香港 – ミラノ間の13時間が長かった…。しかも4人席の左から2番目、かつ両隣はガタイの良い外国人男性だったので、かなり気を遣ってしまい、序盤から体全体に疲れがありました。快適さのためにもですし、エコノミー症候群になる可能性も考慮して、特に長時間のフライトではフットレストを持っていると安心でしょう。
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