【イタリア・ペーザロ旅行】アドリア海に面したのどかな街

2025年のGWはイタリアへ行ってきました。訪れた都市はミラノ(Milano)・ペーザロ(Pesaro)・ベローナ(Verona)。今回はペーザロについて、旅の記録写真とともに、街の紹介をしてみます。

ペーザロ(Pesaro)とは

イタリア中部、アドリア海沿岸に位置する約127㎢の街。パリ市が105㎢らしいので、パリよりも少し大きいくらいです。アドリア海は、バルカン半島(クロアチア、スロベニア、モンテネグロなど)の間に広がる海。地中海の一部で、イタリアの東側に位置しています。

ペーザロ海に面しているため、夏は観光客でにぎわうらしいです。数々のオペラを作曲したロッシーニ(Gioachino Rossini)の出身地でもあり、毎年「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」が開催されます。ロッシーニが作曲した中でも特に有名な曲は『ウィリアム・テル』。ペーザロのメイン通りを実際に歩いてみると、ロッシーニの生家がありました。中も自由に入れます。

ペーザロで街歩き

ミラノ中央駅(Stazione Centrale di Milano)からペーザロ駅(Stazione di Pesaro)までは、鉄道でおよそ3時間。ペーザロ駅を降りて北東の方向へ5〜10分歩くと、街の中心に出ます。突如として活気がある空間に出るので、すぐに「ここが中心だ」と分かりました。メイン通りの両側には、カフェやレストラン、薬局や服屋など、様々なお店が立ち並びます。

メイン通りを海までまっすぐ進むと、ペーザロのシンボルとも言えるBig Sphere A. Pomodoro」がある広場(Piazzale della Libertà pesaro)に到着。

中央の球体が「Big Sphere A. Pomodoro」

 

この広場の周辺には、ざっと3つほどカジュアルなレストランがあり、そのうちのひとつ「El Cid」でビールとパニーニを注文。適当に入ったのに、イタリアだからか、パニーニがおいしかった。飲みものには勝手にポテトやオリーブなどのおつまみがついてくるようで、知らずにパニーニを注文したら、お腹がはち切れそうでした。

広場にあるバー「El Cid」にて

 

ペーザロから見るアドリア海

先ほどの球体「Big Sphere A. Pomodoro」がある広場は街の端にあり、アドリア海に面しています。海が綺麗かどうかは分かりませんでした。この写真は、奥に見える盛り上がった丘(?)とのコンビネーションが「江ノ島のようだ」と感じました。

ちょうど私が行ったときは、世界各国の料理を提供するキッチンカーが何十台も並んでいました。それらを「食べよう」というよりは、レストランで食べるほどお腹が空いていないので、手頃そうなホットドックを選択。昼間から、気持ちの良い太陽の下でビールで流し込みます。優雅だ。

ペーザロの名物ピザ、ロッシーニ

イタリア・ペーザロのご当地グルメとして知られるユニークなピザ「ロッシーニ」も紹介します。名前は、ペーザロ出身の有名な作曲家 ジョアキーノ・ロッシーニにちなんでいるそうです。

ベースはマルゲリータピザのようで、その上にスライスしたゆでたまごとマヨネーズが乗っています。なんだかイタリアらしくない…。ピザにマヨネーズなんてかけたら、生粋のイタリア人にはビンタされそう…。ペーザロ出身・在住の知り合いによれば「イタリアでも稀」と言っていました。そうだよね。

食べてみると、美味しい。まあ、トマトソースとゆでたまごとマヨネーズの組み合わせなので、想像する味そのまんまです。食べる前から想像していた通りの味。。ガッツリ食べたいときには良いと思います。これが本場イタリアでも食べられていると思うと、なんだか安心します。

大都市ミラノや、ロミオとジュリエットで有名なベローナも訪れましたが、せっかくのバカンスでは、ペーザロのような地方都市でのんびりとするの好きだなあと思いました。