『ビフォア・サンライズ』あらすじ
フランス・パリにのソルボンヌ大学に通うセリーヌは、ブダペストからパリに向かう列車でアメリカ人青年ジェシーと出会う。ひょんなことから会話を始めた2人は、あっという間に意気投合。ジェシーがセリーヌを誘い、ウィーンで途中下車して街をブラブラ歩くことに。列車を降りてから翌朝までの短い間に互いのことを話して惹かれ合う二人が、まるでドキュメンタリーのような自然なタッチで綴られる。ベルリン国際映画祭で監督賞を受賞したラブストーリー。
『ビフォア・サンライズ』感想
偶然の出会いをきっかけに惹かれ合う2人の様子が、まるで自分もその場にいるかのようなリアリティを持って描かれる。もどかしく愛しい展開に、思わずキュンとする。ラブストーリーでありながら、旅の映画でもある。彼らのように、漂うように旅をしたい。ウィーンの街を走る電車の中での”質問タイム”で交わされる他愛もないやりとり、ふと立ち寄ったレコード店で「一緒に聴こうよ」と視聴室で聴くバラード、「期待も約束もなし」というジェシーの言葉、些細な言動のひとつひとつが、物語に愛しさや情熱を与えている。
こんな人におすすめ
ヨーロッパの街並みが好きな人、大きなハプニングが起こらない淡々とした映画を観たい人、イーサン・ホーク好きな人、誰かの恋愛を覗き見したい人