『21ジャンプストリート』あらすじ
かつて高校で正反対の存在だった2人の青年、真面目で冴えないシュミット(ジョナ・ヒル)と、運動神経抜群で人気者だったジェンコ(チャニング・テイタム)が主人公のアクション・コメディ。
高校卒業後に警察官となった彼らは、若く見える容姿を買われ、麻薬取引の潜入捜査のため高校に「生徒」として送り込まれる。任務は、新種のドラッグを流通させている元を突き止めること。しかし、彼らが潜入した高校では、かつてのヒエラルキーが変化しており、今や感性の鋭いシュミットが人気者、体育会系のジェンコが浮いてしまうという逆転現象が起きる。
戸惑いながらも、2人は若者文化に再び飛び込み、友情を深めながら捜査を進める。次第に任務と高校生活の境界が曖昧になり、さまざまなトラブルに巻き込まれつつも、絆と正義感で乗り越えていく姿が描かれる。笑いあり、アクションあり、そしてちょっぴり青春の切なさもある作品。
『21ジャンプストリート』感想
何も考えずに観られる、おバカな映画。終始コメディなので、仕事終わりでも気軽に観れた。
シュミットとジェン子の2人は、もともとバディを組んでいたのだろうか、高校へ潜入する前に初逮捕のチャンスを逃し、「今度こそは!」と意気込む。
高校生らしくするため、シュミットの実家へ2人で住むことに。初登校の日、実際の高校時代に人気者だったジェンコが、イケてる振る舞いをシュミットに教える。リュックは片方だけ肩にかけるとか、初登校を邪魔する奴は顔をぶん殴るとか(それ、イケてるのか?)。だが彼らの高校生時代から数年経ち、状況は変わっていたのだろう。ジェンコによる「イケてる」振る舞いは、あまり通用していないようだった。
そして潜入捜査の目的「新種のドラッグを流通元を突き止める」を果たすために、ドラッグを売る人を探しはじめる。新種のドラッグを手に入れたのは良いが、手に入れた瞬間に「その場で使え」と指示される。仕方なく使った2人がハイになる場面はおもしろい。ドラッグを飲むとまず「第1段階:ゲラゲラ」、次に「第2段階:トリップ感」、そして「第3段階:自信過剰」「第4段階:イケイケ」「第5段階:睡魔」の状態になる。ずっとおかしな行動をしていた。
捜査とバカ騒ぎが繰り返されるからか、飽きずにずっと観られた。何も考えずに気楽に、笑える映画を観たいときにおすすめ。おとり捜査って、英語では「Undercover operation」と言うらしい。何度も「Undercover」と言っていて、「そんなに言っていたら、バレやしないか?」と心配になった。
途中で登場する、高校生のエリック(デイヴ・フランコ)がカッコいい。この高校での人気者。