5〜6年ほど、Canonの「PowerShot G7 X Mark II」を使っています。すでに販売終了となってしまっているようですが…。軽くて持ち運びやすいため、これまで近場のおでかけから遠くへの旅行まで、さまざまなシーンで活用してきました。「軽くて持ち運びに便利なコンデジでも、こんなに綺麗に撮れるんだよ!」と伝えたい一心で、PowerShot G7 X Mark IIで撮影した写真を紹介します。
江ノ島にて
普段、携帯はiPhone14を使用しています。iPhoneで撮影する写真と比べると、PowerShot G7 X Mark IIでは細部までリアルに映し出してくれます。
鎌倉の、たしか鶴岡八幡宮の敷地内にある池で撮った写真だと思います。誰かが投げ入れたエサへ、鳥が一目散に群がる様子。鳥の羽ばたきや水飛沫が、細かいところまで写っています。iPhoneだとなんだかカクカクしたような、パキっとしすぎる表現になってしまって、目で見る美しさとは違う世界を映し出す気がします。
行ったのは2月だったか。海のシーズンではなかったので、人もまばらでした。散歩をする人、砂浜でまったりする人。穏やかな空気が流れていました。
東京都内
こちらは新宿駅前。このときは、就活のために夜行バスで東京へ向かい、朝イチに着いたときに撮ったもの。今では慣れてしまった東京のビル群も、当時はとても新鮮でした。まだPowerShot G7 X Mark IIを買ったばかりだったので、お世辞にも良い写真とはいえないのですが、この写真を見るたびに上京当時の記憶が蘇る、思い出深い一枚です。
フォトスポットとしても有名ですね。六本木にある「国立新美術館」。アニメ「君の名は」の聖地巡礼スポットとしても知られています。国立新美術館では、現代美術、デザイン、建築、ファッション、マンガ・アニメなど、ジャンルにとらわれない展示が開催されます。お気に入りの美術館のひとつ。
東京駅。手前に見える赤レンガでできた建物は「丸の内駅舎」で、1914(大正3年)に完成しました。歴史がありますね。設計を手掛けたのは辰野 金吾(たつの きんご)。聞き覚えがあると思ったら、きっと教科書に出てきていますね。「日本近代建築の父」と言われ、明治時代の洋風建築を代表する建築家だそうです。歴史ある丸の内駅舎と、奥に見えるビルの対比が好き。
桜
地元の桜たち。満開のときですね。溢れそうなほどに咲く様子は、まるでポップコーンみたい。
お城
こちらは愛知県・犬山市にある「犬山城」。日本最古級の木造天守をもつお城で、国宝五城のひとつに指定されています(他は姫路城、松本城、彦根城、松江城)。織田信長の叔父にあたる織田信康が築城。内部にも入り、天守閣まで登ることができます。途中の階段は非常に急で、慣れていないと怖いと感じる方もいそうです。
こちらは岐阜県・郡上市にある「郡上八幡城」。別名を「積翠城(せきすいじょう)」と言います。「積翠(せきすい)」とは、漢詩や古典文学などに出てくる表現で、「青々とした山の緑が幾重にも重なっている様子」を意味するそう。郡上八幡城は山の上に立ち、周囲を深い山々の緑に囲まれています。その風景がまるで翠(みどり)が積み重なっているように見えることから、「積翠城」と呼ばれるようになったとされています。
浅草・三社祭
「三社祭」は浅草の浅草神社で毎年5月に行われる、江戸三大祭の一つに数えられる大規模なお祭りです。浅間神社で、とは言っても、氏子44ヶ町が一丸となって多くの人が町中で神輿を担ぐ、とても迫力のあるお祭りです。
たしか撮影したのは、コロナ禍が明けて初めての三社祭。そのためか、写真に見える通り、どこをみても人・人・人。
その他、なんてことない自然たち
岐阜県のどこか、清流のある川で。
愛知県・蒲郡市で毎年開催される「森、道、市場」での一コマ。
京都にて
清水寺の境内。
こちらも清水寺で。とても厳かな雰囲気です。
鴨川。一回も等間隔で座ったことがないなあ。
さいごに
「PowerShot G7 X Mark II」は今までで買ってよかったもののひとつ。旅行へ行くときは必ず持って行きます。iPhoneよりも細部まで鮮明に映るので、目で見て「綺麗だ」と思ったそのままを写すことができる。そして一眼レフと比べると軽いし小さいので、持ち運びも楽。残念ながらPowerShot G7 X Mark IIは発売中止となってしまったようですが、IIではなくIIIや、SONYから発売されている有名なコンデジのモデルもあります。今回紹介した写真が、コンデジに購入に迷っていたり、どう撮れるのか知りたい方にとって参考になれば嬉しいです。